「欠点」
欠点など誰にでもあるものです。
ですが、虫刺されと同じで、一度気になっちゃうと結構気になっちゃうっていうか
気になっちゃうものではないですか?
一緒にいて心地良い人って何が安心できるのかと言えば
『その人のことを知っている』
という点が安心できる所ですね。
顔を知っている・名前を知っている・生い立ちや性格の良いところ悪いところをしっている・悩み事や将来の夢を知っている。とか。
その人のことを知れば知るほど
その人は一緒にいて安心できる存在になっていくものですね。
一緒にいて安心できる関係になるまでには、もちろん、様々なプロセスを経ていかなければなりません。
一緒に遊んだり相談し合ったり励まし合ったり、ときには意見のバトルなんかもあったりして。
そんな風にして嘘偽りのない本当のその人を知ることによって、その人は自分にとって居心地の良い存在になります。
一方。
一緒にいて疲れる人って
『嘘偽りのない本当のその人』というものが見えない人です。
何処かで虚勢を張って自分を偽っていたり、ふざけているだけで真面目な話ができなかったり、人に流されるだけで主張をしなかったり。
『その人の本当が見えない』ということが不安要素になってしまって、
一緒にいて楽しい存在になるかもしれないけど、
一緒にいて心地良い存在にはならないんですよね。
長く一緒にいると疲れてしまう存在になってしまうんですね。
『知らない、わからない』ということは恐怖の対象になるものなので
『自分』というものを出してくれないと安心できる存在にはなり得ないということです。
その人がどんなに立派な人でも、
その人のことを知れば知るほど
いい意味で
『自分とあまり変わらないんだな』
と思えてくる人が心地良い人です。
自分と同じようにめんどくさがりだったり、自分と同じように悩みを抱えていたりって言うネガティブな面が見えてくると
『この人も同じ人間なんだな』って
親近感を感じてホッとしますよね。
その人のその人らしさって
「欠点」にあるんじゃないでしょうか。
あまり人には言いたくないような欠点にこそその人らしさがあって、
その欠点が、人と人との調和性を高める役割を果たしているんですね。
欠点とは欠けている点ではなく、人と人とを繋げる欠かせない点。
隠したり偽ったりしないで素直に自分を出していった方が人に安心を与えることができます。『心地良い人』になれます。
『心地良い人』になれたら、きっといろんな人が愛してくれると思います。